TeX の基本をおさらい
卒論を書くにあたって、基本的なの知識をまとめてみることにした。
今まで積極的に逃げてきた自分にデコピンを食らわせたい。
http://tex.dante.jp/typo/ に大変よくまとまっているので、ここ見ながら勉強していきます。
いっそのこと、はてなの tex 記法で全部書いてやろうとか思ったのだが、mimeTeX はあまり賢くないらしい。
論文の書き方については、「東大で学んだ卒業論文の書き方 」(のブクマ数) が凄い。
Introduction
全体的なフォーマットは、ざっくり以下の感じ。
\documentclass{hoge} % preamble ... \begin{document} % body ... \end{document}
クラス
文書の最初に宣言する
\documentclass[option...]{クラス名}[release]
- 代表的なクラス
- 代表的なクラスオプション
- 文字サイズ (10pt とか)
- 用紙サイズ (a4paper とか)
- landscape (用紙を横置きに)
- twocolumn (二段組)
- titlepage (表題を独立したページとして出力)
- draft (ドラフトモード。文書の領域をはみ出した箇所に印を付ける
- など。クラスによって様々。
パッケージ(マクロ)
プリアンブルで宣言する。複数インポートできる。
usepackage[option...]{パッケージ名}[release]
本文でそのまま使えない記号
# $ % & ^ ~ | \ { } _ >
キーボード上の位置で覚えると覚えやすいかもしれない。
出力 | 入力 |
---|---|
# $ % & { } _ | \# \$ \% \& \{ \} \_ |
~ | \textasciitilde |
^ | \textasciicircum |
| | \textbar |
\ | \textbackslash |
< | \textless |
> | \textgreater |
表題
- プリアンブルに \title, \author, \date を書く
- document 環境 で \maketitle
\documentclass{jsarticle} \title{何か} \author{誰か} \date{いつか} \begin{document} \maketitle ... \end{document}
見出し
コマンド | |
---|---|
部 | \part |
章 | \chapter *1 |
節 | \section |
項 | \subsection |
目 | \subsubsection |
段落 | \paragraph |
小段落 | \subparagraph |
\コマンド[目次用の見出し]{見出し}
空白・改行
- 半角スペース・タブが一つ以上続く → スペース一つと同じ
- 改行一つ → スペース一つと同じ
- 改行が二つ以上続く(空行がある) → 改段落 (=\par)
- \, \: \; \quad \qquad \@ \! などで空白の幅を調整できる
- \\ \newline で改行
- \par で改段落
べた書き
記号を含む文字列をそのまま出力。
\verb+hogehoge+
\verb の区切り文字 (上の例では '+') は、'*' 以外なら何でも良い。
\begin{verbatim} hogehoge \end{verbatim}
箇条書き
4つぐらいまでネストできる。
\item[記号]でラベル指定できる。
- itemize 環境
- <ul> に対応。深くになるにつれ、ラベルが「● → - → * → ・」と変化。
- enumerate 環境
- <ol> に対応。深くになるにつれ、ラベルが「1 → (a) → i → A」と変化。
- description 環境
- <dl> に対応。
行揃え
種類 | 環境 |
---|---|
左揃え | flushleft 環境 |
中央揃え | center 環境 |
右揃え | flushright 環境 |
引用
` と ' を使い、開と閉の区別を付ける。
単語の引用 | `hoge' |
文の引用 | ``Hoge is Hogehoge.'' |
段落の引用 | quote 環境 |
複数段落にわたる引用 | quotation 環境 |
うー、基本的なところ洗うだけで面倒くさくなってきた。。。
続きはそのうち書くかも。
*1: (j)article では未定義